40代のお洒落 その3 お洋服編①
(投稿したつもりが、下書きのままになっていましたので、日時が前後しますが一応投稿します)
お洋服を巡っては、みなさんいろいろな歴史をお持ちだと思う。
うちの実家は普通のサラリーマン家庭だったが、父が優秀で出世が早く、まあまあの収入があったと思う。
しかし、私は貧乏だった。
姉が生まれつき障碍者で医療費がかかる上(しかも両親が意地で障碍者認定をしていなかったので医療費控除がなかった)、将来にわたって一切働くことができないため、我が家は、彼女が高齢で死ぬまでの最低限の生活費・医療費を貯蓄しておく必要があった。
そのため、たとえば私の高校時代のお小遣いは7000円だったが、そこから通学定期券代(4000円くらい)、参考書を含む各種書籍代、文具代、喫茶店代、お洋服代!すべて賄わねばならなかった。
悪いことに、私の高校は私服通学だった。しかも進学校だったのでアルバイトをする時間もなかった。参考書などの本は古本屋で買ったが、洋服を買えるようなお金は残らなかった。それでも少しずつ残したお金を貯め、お年玉が2万円くらいもらえたので年に3着程度のお洋服を買って、あとは母が縫ってくれた服を着てしのいだ。
当時はお洋服が高かった!安くお洋服を買う方法は、大型スーパーの洋服売り場くらいだったが、それは私の妙なプライドが許さなかった。靴やバッグも、合皮のものは絶対持たなかった。いまでも不思議なのだが、昔から品質の悪いものは絶対に持ちたくなかった。
そんな私。
大学を出て社会人になり、入社の抱負として述べたこと・・・
今でも顔から火が出そうだが、
「スーパーでの買い物帰りに、ふと目に留まった車を衝動買いできるような生活レベルを目標に、仕事で成功をおさめたい」
バカじゃないですかね!いや、バカですよ~~;。なんで入社式でそんな。。
でも、それくらい「お金を自由に使えること」にあこがれて、そのための努力は惜しまない、と考えていたんです。実際、アホみたいに働きました(笑)。
って、すごい横道に逸れました。
言いたかったことは、若いころは品質の良いお洋服やバッグにあこがれ、でもそんなものを自由に買える環境になく、その点のストレスが大きかったということです。
長くなったので、②続きます。
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