四十歳で結婚も良し

いろいろあって39歳で結婚しました。
諦めたことも多いけど、面白い人生です。

亡くなる1日半前のこと

21日の夜中(実際には22日未明)、娘は鳴いていました。


キャ・・ン、キュ・・ン、という鳴き声でした。
どこかが痛かったのかもしれません。
ひょっとしたら暗闇が怖くて不安だっただけかもしれません。


その時は2階の寝室に一緒に寝ていたので(ベッド下に娘と私、ベッド上に主人)
私が「どうしたの・・」と軽くなでたり、ただ見つめていたり、ただオロオロするだけという状況でした。


主人が起きてしまう、明日の診療に差し障るから一緒に1階に降りようか、、と迷っているときに、
主人が起きてきて、娘を抱っこしました。


抱っこの姿勢は娘は苦しいはず。
娘は変わらずきゃん、、きゃん、、と鳴いていました。
主人は娘を仰向けに抱っこして、ゆるやかに揺らしながら、
「そうだよね。ずーーっと頑張ってきたんだから、たくさん鳴きなさい。思い切り鳴きなさい。本当によく頑張ったね・・・。」と娘に話しかけました。


仰向けになった娘は、鳴きながら前足をばたつかせました。
苦しいのかも・・と思わず立ち上がった私でしたが、
主人は
「そうかー、走ってるの・・・。たくさん走りなさい・・・」
と語りかけました。


しばらく抱っこして、主人は娘を布団に寝かせました。
しばらくして娘は大量に嘔吐し、
その後、寝ました。


娘が鳴いていたのは、吐き気に苦しんでいたからなのかもしれません。
どこかが痛かったのかもしれません。
ただ暗いのが怖かっただけかもしれません。
そのすべてかもしれませんし、
主人に抱っこされた姿勢は少しつらかったかもしれません。


でも言えるのは、このとき、娘は主人から確かな愛を感じたはずです。


オロオロするばかりの私では、娘を幸せにできない・・
お父さんに、抱っこしてもらって本当によかったね。
そう思った夜でした。




10歳9か月のときの娘です!