再婚の場合の、義両親との付き合い方・・
義父の体調が悪くて、少しの間書けませんでした。
義理のお父さんは今80歳を少し超えています。
義父は、初めてお会いしたときにはもうアルツハイマー型痴呆症に罹っていました。
私のことはとりあえず嫁として認識しているとは思いますが、、、という感じです。
お義母さんは70代後半です。
若いころは美人だったんだろうなあ、という容姿に加え、群を抜く頭の良さ。容姿端麗頭脳明晰、とは彼女のような人を言うんでしょうね。程よい天然ボケもバランス良く、ほんと、尊敬しています。
主人は、前の奥さまと20年を超える結婚期間がありました。彼との間の一人娘は日本で最も優秀な大学にストレートで進み、大学院まで出て、今は立派なお仕事をなさっています。
義両親にとっては自慢の孫だったでしょう。
それがある日突然離婚、そしてまたある日突然東京から嫁がやってきた。
(義両親はここから車で1時間くらいの市に住んでいます。)
賢いお義母さんと痴呆症のお義父さんということもあり、お2人とも私を歓迎してくださいましたが、きっととても戸惑っていたことと思います。
主人と義両親は以前から自立した同士の関係を結んでいたようで、お互い干渉することなく必要なときにだけ連絡を取り合うという、ある意味理想的な親子関係と思えました。
私と結婚後も年に6~10回ほど1,2時間ずつお会いする、という程度のつかず離れずの程よい距離感でお付き合いさせていただいていました。
そんな中1年前義父が脳梗塞を起こし、しばらくの入院の後はグループホームに入居していたのですが、数日前に誤嚥性肺炎が重症化して緊急入院となりました。
夜中に病室に駆け付けると、お義父さんは少し息苦しそうでした。
救急で運び込まれてきた時は本当に危なかったようですが、救命措置を行い2時間程度が経過し、だいぶ落ち着いていました。
目を閉じて一生懸命息をしているお義父さんを見て、かわいそうで、何かして差し上げたい、足でも摩ったら気持ち良いのではないだろうかと迷ったのですが、なんとなく差し出がましい気がして手を出せませんでした。
私に触れられて、お義父さんが嬉しいとも思えなくて・・
その感覚は、お義母さんに対しても同様です。
もちろん仲が悪いとかそういうことではなく、むしろ関係は良好なのですが、それはすべて「距離を置いたお付き合い」の中で産み出される気持ちの良さであり、濃厚な、家族としての信頼関係を築けているわけではないのです。
義父はまだ危険な状態であり、主人も患者さんを診る仕事なので休むことができない中、私も(今週は出張がないですし)義母に「何かできることがあったら何でも言ってください」と伝えているのですが、「うん、何かあったらお願いするね!」とおっしゃったまま指令がなく、どこまで図々しくして良いのか戸惑い続けています。
昨夜から義妹さんも病院に駆け付けたので、余計に悩みます。
とにかく病院に行けば何か役に立てるのか・・・でも気を遣わず本当の身内だけで過ごしたいだろうか・・・お義母さんの体力が一番心配なので、私が行くのと行かないのと彼女はどっちが楽なんだろう?
こんな時にこんなことを言うのは不謹慎だと理解しておりますが、
年を取っての再婚は、こういう場合の距離感について悩む方が多いのではないでしょうか。
このような状況のため、少しの間ブログをお休みするかもしれません。
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