四十歳で結婚も良し

いろいろあって39歳で結婚しました。
諦めたことも多いけど、面白い人生です。

夫婦のお財布は別々、なのですが・・

うちは、夫婦のお財布が別々です。


私のまわりの、ある程度の年齢で結婚された方はお財布を一緒にしないという人が多いような印象があります。実際世の中はどうなんでしょうね?


別々、と言っても色々なパターンがあると思いますが、

うちの場合、共同で使用するものについては以下のように分けています。


主人が払うもの

・家のローン(そろそろ終わるはず?前の家族のときから使っている家ということもあり、私はよく知らないのです。)

・家がらみの修繕費(屋根、壁、ボイラーなど)

・光熱費

・家電、家具類


私が払うもの

・食費、日用品費

という感じです。

レジャー費については、彼が多めに払います。


ということで、共同で使っているものに関しては、トータルで見ると彼の方が負担が大きいはずで、とても感謝しています。


一方、生命保険や通信費、お洋服代など各々が払うものに関しては、お互い内容すら知りません。(生命保険については、証書の在処だけ教えています)


でもね、バカですがちょっと憧れるんです。

一度でいいので、主人のお金で自分のものを買ってみたい♪

そこにある、ちょっとした罪悪感とか嬉しさとかを想像すると、ニヤついてしまいます。自分でもバカだなあと思うのですが、若いころからそんなお買い物を”奥様”の特権として憧れていたんです。平日昼間の日本橋三越とか、そんな感じのマダムいますよね・・(私が勝手にそう決めつけて見ているだけなのですが^^;)


まあ現実的に考えてみれば、いつ家を追い出されても生活可能な程度の収入は得続けたいと思っているので、そうである限り、主人のお財布でのお買い物は夢幻のまま終わるのでしょう。

いいのです、それで。





40代のお洒落 最近の定番



この数年は、アパルトモンさんでゲットしたシャツを下地にすることが多いです。


パリッとした水色のシャツに、敢えて赤茶色のカーディガン。

ジーンズはリーバイス606ダメージ加工。

こちらは朝晩寒いので、スカーフがあると便利です。

 ベルトもアパルトモンさん。エナメルっぽい堅さが好きでよく着けています。



これは珍しくドレステリアさんの今季のシャツ。

ロングヘアの時は敬遠していたような柄ですが、ショートカットの今なら遠慮なく着こなせます。


出張の荷物から出したままなのでジャケットにシワが入っていますが、このシャツ、ジャケットスタイルにも合います。

ジャケットはセオリーリュクスさん、ロングタイトスカートはアパルトモンさんです。

スカート、画像では分かりにくいですが、薄手のサマーウールなのですが価格の割に素晴らしい生地感で、履くたびに嬉しくなります。


ごくごく普通な感じですが、今はこんなお洋服たちが定番です。

 

シャツというアイテムで清潔感を出しつつ、色味や柄、着こなしでどこかに遊びを入れる、そんなことを意識しています。

結婚の決め手

突然のプロポーズ、
それはそれは嬉しく光栄でしたが、やはり悩みました。


高校生の時に一方的に苦しい恋心を持ったことから(彼はそのことを知りません)、
再会後はむしろ決して男性として見ないように意識しつつ、お付き合いをしていました。
再会後およそ10年、この年齢になって急に夫として付き合い直すことができるのか。
心の奥の答えは「YES」だったのですが、生まれて初めてプロポーズされて年甲斐もなく舞い上がってしまっているだけかもしれない、と自分を戒めつつ、親友に相談しました。


親友の彼女は同じ会社の先輩で、大変な美人、頭脳明晰。私より9歳年上ですが、年下の彼と25年も入籍しないまま同居しています。彼は病弱なこともあって主夫をしており、彼女は一家の大黒柱です。
過去に色々悩んだり迷うこともあったのでしょうが、今は2人とても仲良く幸せそうです。


一通り事情を話すと、彼女は言いました。
「あなたのことをこれまで見てきたけど、あなたが生涯において最も尊敬している人は、彼だと思う。そんな彼にプロポーズされるなんて、素晴らしい奇跡。私もこれまで色々あったけど、同居している彼のことを心から尊敬してる。尊敬は、愛情とか恋心とか、色々な感情を超えて最後まで残るものだと私は思うよ」


入籍しない25年間、彼女には本当に色々なことがあっただろう。

私が知る限りでも、医師や芸能人をはじめそうそうたる方々から結婚を前提としたお付き合いを希望されていた彼女は、ひとりで世間と戦い、彼を養い続けてきた。

気持ちが揺れることもあっただろう。本音は、正式に籍も入れたかっただろう。そんな中、尊敬ひとつで彼を支え続けてきた彼女。

彼女の言葉には、何より重みがあった。


自分のことで考えてみると、今の仕事をしているのも、その仕事を天職と感じ生き甲斐となったのも、会社が成功するまで頑張れたのも彼へのリスペクトが大きな要素。
彼女の言葉に、背中を強く押されました。



そして、今でも思い出しては彼女の言う通りだったと感じています。


日頃、バカなことを話して笑っていても、
ちょっとケンカして気まずいときも、
一緒に仕事しているときも、
彼への尊敬の気持ちを忘れないどころか、時を重ねるほど強まっています。
まずは、私と一緒に人生を過ごしていこうと思ってくれていることへの感謝。
ちょっと気難しいところがあるけど、信念を持って努力し続ける姿。
知識と知性を兼ね備え、どんな場面においても信頼できる人格であること。
毎晩「今日も楽しかったよ。ありがとう。」と言って布団に入ることのできる幸せ。


もちろん、完璧な人間なんていないので、彼にもたくさん欠点はあります。
仮に私が25歳で結婚していたら、彼のちょっとしたことへの不満にばかり目がいって、幸せを充分噛み締めることはできなかったと思います。


心から尊敬できる彼との出会いに感謝しつつ、

つくづく、私のような未熟な人間は、40歳くらいの結婚がよかったのだと思うのです。