四十歳で結婚も良し

いろいろあって39歳で結婚しました。
諦めたことも多いけど、面白い人生です。

40代のお洒落 その4 髪型編

スッパリ言います、私のような年代でお洒落に悩んでおられる方は、

一度ショートカットにしてみてはいかがでしょうか。


私は

髪質 ねこっ毛

髪量 少ない

頭の形 後頭部扁平

顔の形 面長

ということで、子供の頃からロングヘアだった。


一度だけ、ショートカットにしたことがある。小学校6年生のことだ。

母と一緒に美容室に行き、母とも合意の上、思い切ってカットをしてみた。

「うわー、似合わん」と鏡を見つめていた私の後ろで「きゃー」と母の悲鳴が聞こえた。

何事、と思って振り向くと、母が私を指差して

「あれじゃひどすぎる!なんとかしてください」

と店長さんにお願いをしていた。

やっぱ、悲鳴レベルだよねえ、と妙に納得しつつ美容師さんに任せていると、

コテ(と当時は言っていた。ヘアアイロンのこと)でグリングリンのカールをされた。

最終的に、鏡の中には、大阪の年配芸人が映っていた。。


髪が伸びるまでの間は絶望的な気分で過ごし、ちょっとしたトラウマになった。


この15年ほどは、ロングヘアにゆるふわパーマ、というスタイルで、日によってアップにしていた。


40を超えてからは、アップスタイルの方がおさまりが良くなった。

下におろしていると、なんだか不潔感が出るのだ。

髪だけは、昔から綺麗だと言われることが多かったのに、急にツヤがなくなりゴワゴワ感が出てきた。

シャンプーコンディショナーは、長年使っていたケラスターゼをやめて、ジョンマスターにした。少しの間良くなった感じがしたが、やっぱりダメだ。

これが加齢かあ、、。


ネコっ毛のアップスタイルは毎朝むずかしい。全部まとめても、親指一本くらいのボリュームにしかならないので後頭部の扁平が目立つし、貧相になる。

部分ウイッグを使ったり、ヘアアクセサリーを工夫して頑張っていたが、常にいまいちだった。


どうせアップにするなら切ってしまうか、、?

そこで、思い切って肩上までカットすることにした。


すると不潔感が消え、少し若々しい感じが出てきた。


その後、さらに思い切ってショートにしてみた。

これが自分としては大正解だった。

パーマとカットの技術で、後頭部の扁平もさほど目立たないし、

少ない髪の毛も、ショートにすることでボリューム感が出る。


似合わないと自分でも思い込んでいたし、

正直言って本当に似合っているかどうかは微妙だ。

でも、圧倒的に清潔感がある。


あくまで私の場合だが、ロングヘアは「わたし」を少しでも美しく見せるためのツールのようなものと考えていた。

美人さんはショートカットが似合うが、それは美しいお顔が強調されるからだと思う。

私のような不美人は、ロングヘアという隠れ蓑が必要だと思っていた。横顔も隠せるし、髪の毛だけは綺麗だったので、全体が底上げされ女性らしくも見えるんじゃないかな、と。


さらに、年配の女性にショートカットが多いことも私の気を重くさせていた。

ショートカットにする=加齢を認め、女性らしさを少し諦めること

というイメージがあったのだ。


しかし実際ショートにしてみて、

いや、確かに加齢を認めたわけですよ。

でも、それがこの清潔感につながり、いまのファッションを引き立たせてくれるなら、もっと早く試せばよかった、と思うわけです。


なんか、無駄に長くなってしまいました;;


最近はこんなスタイルです。

パンツ

http://style-cruise.jp/snap/lappartement/18854.html

スカート

http://style-cruise.jp/snap/lappartement/18594.html

思いがけない結婚相手

そんなこんなで39歳。

婚活も地味に続けつつ、自分の時間もそれなりに楽しんでいたころ。

遠方に住むある人から急に、手紙でプロポーズを受けました。


その人は私が高校生の時とてもお世話になり、当時私が一方的に恋をした10歳年上の男性。

具体的な職業はまだ言えませんが、彼の働く姿と、彼が教えてくれたことに心を打たれ、私は今の自分の仕事を決めました。

彼とは高校が同窓だったため、私が30代前半のころに同窓会で再会し、その後、仕事のことで聞きたいことがあれば連絡を取ったり、彼が仕事で東京に来るときは、たまに一緒に食事をしたりしていました。

彼には私が高校生の時から奥様がいらっしゃり、その後お子さんも生まれたと聞き、幸せに暮らしていると思っていました。

思っていた・・のは、会っても仕事の話ばかりでプライベートな話はしなかったので。


なのに、突然のプロポーズ。

本当に突然すぎて、誰かが仕掛けたドッキリかと疑い、周囲を見回したほどです。

もちろん、色恋の雰囲気は、それまで一切ありませんでした。

彼は大変真面目な人で、私に対して馴れ馴れしく接するとか、何かそういうことを示唆する言葉を発するとか、そういったことは何一つありませんでした。


手紙には、「自分の◎◎としての仕事を、長きにわたってこれ以上支持してくれる人はいない」「もし、僕でよければあなたと結婚したいが、そのような気持ちになれないなら、この話は忘れていただきたい」というようなことが書いてありました。

彼らしいなあ、と思いつつ、奥さんは???ということだけが疑問でした。


不倫のお誘いだったら、これ以上悲しいことはない・・・


ドッキリの可能性すら考えつつ、おずおずとメールで尋ねてみると、すでに別居・離婚しているとのこと。ドッキリでも不倫でもなかった・・。


遠距離のためその後ひと月に2度ずつ会い、お互いの考えを整理し、

4か月後、私たちは手もつながないまま結婚しました。





苦しかった婚活時代

30代後半の、婚活の話・・・。


それまで10年付き合っていた彼と別れ、途方に暮れていました。

やっぱり、誰も私を人生のパートナーとして選んでくれないんだ・・・


仕事では頑張って成功していて、ある程度ですが人望もあると感じていた。

高校生の時から、切れ目なくステディな彼がいた。もっとも短くても交際期間(あるいは同居期間)は5年以上続くので、自分にとてつもない欠陥があるとは(客観的には)考えにくかった。明らかな欠陥は顔とバストサイズだが、そんなの付き合う前に分かるだろう・・。


ともかく、誰も最終的に私をパートナーとして選んでくれなかった。

ひとりで生活することは苦ではなかったが、自分に「誰にも選ばれなかった女です」という札がついているようで辛かった。

誰かと人生を歩いていきたかった。いや、それ以前に、誰かに、選ばれたかったのかもしれない。


そして結婚相談所の門をたたいたわけですが、

30代後半、不美人(写真)。のプロフィールに食いついてくる男性がいるわけもなく、たまに連絡があったとしても、全く話が噛み合わない。

なんというか、コミニュケーション能力に大きな問題があるか、もしくは知識欲レベルが低すぎるか、どちらかのタイプの男性ばかりだったのです。


振り返ると、自分の周囲にいる人間は、プライベートでもビジネスでも、受験戦争を勝ち残った、コミニュケーション能力の高い男女ばかり。

そういった環境って、考えてみると人生の中で最低でも高校受験ころから規定されている。


しかし、婚活というシーンにおいては・・

そんな人たちは滅多に残っていないのです。至極当然のことでした。あ、正確に言えば私のような30代後半の不美人にコンタクトを取ってくださる方の中には、自分の周囲にいるような(自分にとってごく普通の)方々はいませんでした。


それに引き替え、婚活で出会った独身女性たちの、なんと優秀なこと。人間的にも素晴らしい方が多く、社会で揉まれるうちにどんどん人格は上がるけど、結婚の機会や選択肢はどんどん狭まっていくんだなあ・・・と感じました。

そしてなぜか美人さんが多い!


いろいろな意味で、自分の望むご縁をつかむのは無理なのかもしれない・・・そう思ってますます先々に対して悲観的になっていました。